スープカレーの名店は札幌が一番

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スープカレーの名店、「木多郎」はトマト系スープカレーの先駆者です。

１９８５年創業。

スープカレーの店主へのアンケートで、「アジャンタ」に続いて大きな影響を受けた店として名高い名店です。

「南家」や「ＳＨＩＰ’ＳＬＯＧ」の店主は「木多郎」のスープカレーと出会ってスープカレーの店を始めたというほどです。

この「木多郎」当初脱サラした店主の木下さんが喫茶店として開店しました。

奥さんがインド人シェフ直伝のインド宮廷カレーを聞いたのがきっかけで、スープカレーをはじめたのです。

インドカレーは具とスパイスを一緒に煮込むのですが、インドの宮廷では洋風の作りかたでスープを別に作って後で具と混ぜていました。これをヒントに生まれたのがトマトベースのスープカレーです。

インドカレーの作りかたを基にカレーペーストを作り、別に作ったスープを合わせ、辛味スパイスと具を煮込んで仕上げる方法はのちに広がるトマトベースのスープカレーの王道を作り上げました。

また、もうひとつの功績は野菜を素揚げして煮込むことです。

煮込むと野菜のうまみがスープに溶け出すのですが、素揚げすることでしっかりと野菜の甘みを味わうことができます。

当初は喫茶店のひとつメニューに過ぎなかったスープカレーも、カレー専門店「木多郎」として人気店に成長します。

住所は札幌市南区澄川六条４丁目。

１１：３０～１４：３０、１７：３０～２０：３０。